第2話  ドラゴン(龍)



龍は誰もが知っている、世界各国に見られる架空の生き物ですよね。
そして、東西でこれほど正反対のとらえ方をされているものも珍しいと思います。
西洋では龍は、悪の象徴と考えられ、東洋では聖なる生き物として人気が高いようです。

キリスト教は蛇を悪の象徴と考え、また龍を破壊的性質や内的混沌を表す不吉な動物とみなしました。
北欧神話の「人食い恐竜」ニードヘッグは、死体をむさぼり食い、生命の木であるイグドラシルの根を絶え間なくかじっていたとされ、悪を象徴します。
錬金術では、自らの尾を食らう龍または蛇はウロボロスとして知られます。

ウロボロス

龍は神メルクリウスの象徴であり、円は永遠の自然の循環の強力な象徴でした。
ウロボロスは、自分の体を食物て再生するため、変化する事物の象徴であり、かつ錬金術そのものの象徴です。

一方東洋では、喜び・迫力・健康・多産のシンボルとされ、その像は魔除になると信じられています。
中国では、皇帝の衣装には五つ爪の龍が描かれていましたし、真珠(雷のシンボル)をつかんだ龍を作品に描くと恵みの雨が降ると信じられていました。
また前キリスト教ヨーロッパでも、役立つ親切な動物と考えられていたようです。

ただここ日本では、ちょうど西洋と東洋の中間的なとらえられ方のように思えます。
ちょっと悪魔っぽいからかっこいい・・・ような傾向もみられるからです。
お店でも、龍のアクセサリーやステッカーなどは、人気があります。
西洋的な考え・東洋的な考え、どちらでとらえられているのでしょうね?

ちなみに、辰年生まれの人は、意思が強く、激しやすい。
また出世する場合が多く、若くして結婚するか独身を通す・・・といわれるようです。
でも、これが当たっているとしたら、辰年生まれの学年はケンカがたえないでしょうね(笑)



スカラベ 目次 リングをつける指のお話



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